ソース
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0516&f=national_0516_019.shtml


　　中国大手検索サイト百度の掲示板に「日本人の民度は本当に高い」というスレッドが立てられた。スレ主の主張に対して、中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

　　スレ主は日本在住なのだろうか、自身が「日本人の民度の高さ」を感じることになった体験を紹介している。スレ主が両手に荷物を持ってエレベーターを待っていたところ、後から来た日本人に「何階ですか」と尋ねられたという。

　　スレ主が階数を告げると日本人はボタンを押してくれたうえに、日本人が先に降りた際には、早くドアが閉まるよう「閉」のボタンまで押して行ってくれたという。スレ主はその体験に感動したようで、中国の現状と比較したうえで「日本人の民度は非常に高い」と称賛した。

　　スレ主の体験に対し、中国人ネットユーザーからは「先進国と発展途上国との間の必然的な違いだ」、「先進国だから民度が違う」などの理由や、「中国人は人が多い。悪習慣はなかなか抜けない」、「中国と日本の人口が同じくらいになれば、差を感じなくなる」など、人口の多さが原因だとする主張があった。

　　また、「教育と関係があるな」、「病的な社会で洗脳のような教育をしている国が、よそ様と比べられるような民度の人間を出せるだろうか」と、中国の教育や社会に問題があるとの指摘もあった。

　　しかし、「当然日本人にも悪い人はいる。絶対に民度が高いということはない」、「中国人だって良い人はいるよ。スレ主は偏りすぎだ」という意見や、「スレ主によれば、俺もこの種の民度が高い人間だ」とエレベーターのボタンを押してあげることくらいはするというユーザーも多かった。

　　日本には「恥」の文化が存在し、「他人から見られて恥となる行為はしない」という価値観が存在する。一方、中国では「他人にどう思われるか」という視点や人びとの間に共通する暗黙の了解がないため、電車内で大便をする乗客や飛行機内で殴り合いを行う人など、日本では考えられないことがたびたび発生する。（編集担当：畠山栄）（イメージ写真提供：123ＲＦ）